司法講座:「スポーツと法」

 本日は立命館慶祥高校「司法講座」の4回目の講義でした。前から法教育で取り上げたかったテーマである「スポーツと法」について,野﨑弁護士が講義をしてくれました。

 

 はじめは「自分がやったことのないスポーツ」の話から,「スポーツの定義」は何か(オセロはスポーツ?),様々なスポーツの分類(協議とレクリエーション,アマとプロの違い,個人競技と団体競技)などと話が進んでいきます。

プロゴルフツアーにおけるカートの使用

 これを前提にまず学生に考えてもらうのは,スポーツのルールに求められるものは何か? 事例は,プロゴルフツアーにおけるカート使用が問題となったアメリカの連邦裁判所判例を元にした例と,世界陸上で話題になっているランナーの義足使用を元にした例で,二つの事例でルールに基づく大会出場の拒否が認められるか否かを考えてもらうものです。

 

 学生の結論はほぼ真っ二つに分かれて(事例1と2の組み合わせで,きれいに4つに分かれたグループもありました),それぞれがグループで熱心に論を展開していました。短時間でグループ内での合意形成に至ることは難しかったようですが,グループディスカッションを経た後の発表では,多様な観点から問題に光を当てて検討することができました。

 

 時間不足のため最後のプロ野球と法律の関わりの部分が駆け足になってしまったのは残念でしたが,はじめてのテーマで大変面白い講義ができたと思います。また別の機会でもこの教材を使って法教育授業をやってみたいと思いました。