学校現場への法教育の普及について

 昨日は学校の先生の研究集会に参加させてもらいました。そこで頂戴した学校の先生のご意見から,学校現場への法教育の普及についての課題が明らかになったように思います。

 一つは「法教育」というのが何なのかまだよく分からないこと。学校には○○教育というのが山ほど来るので,得体の知れない「法教育」が突然入ってきても,学校現場としては警戒感があり受け容れ難い。これを解消するためには,まずは学校教員向けに法教育を広める活動(学校教員対象のロースクール?)が必要ではないかとのこと。そのとおりだと思います。

 また,弁護士による「出前授業」というのも問題があるとのこと。これも学校には山ほど「出前授業」をやらせて欲しいという連絡があるが,学校教員は年間のカリキュラムを考えて授業を行っており,そこにカリキュラムと無関係の「出前授業」が突然来られても困る。「出前授業」ではなく学校の教員がつくる授業を見学に来る,あるいは授業づくりに協力しますというかたちであれば,学校も教員も抵抗が少ないのではないかということでした。これは大変良いアイディアだと思いました。

 身近に弁護士がいない道北地方の中学校で模擬裁判を利用した法教育授業を行っている先生の実践報告もありましたが,私としては,このような道内全域で法教育を行っている先生方の授業づくりをサポートするための仕組み(例えば,法教育授業づくりについて弁護士に気軽に質問ができるメーリングリストなど)を考えることも必要だと思いました。

 今回頂戴した学校現場の先生方のご意見は今後の弁護士会の法教育活動にぜひ活かしていきたいと思います。