法教育:「法カフェ札幌」を実施しました

 札幌弁護士会の法教育イベント「法カフェ札幌2010」は無事終了致しました。ご参加頂きました学生のみなさま,またロースクール修了生のボランティアをはじめとするスタッフのみなさま,大変ありがとうございました。

 法カフェ札幌当日は,中学生4名,高校生7名の合計11名に参加して頂きました。またロースクール修了生も11名がボランティアで参加してくれました。

 今回の法カフェでは「借りたお金?もらったお金?~裁判ではどのように裁かれる?」というテーマを取り扱いました。

 前半はパワーポイントを使用して,弁護士から民事事件と刑事事件の違い,民事のトラブルの解決方法,民事裁判での判断のしくみについて説明しました。

 ゆっくりと時間をかけて,具体例に基づいて説明したり,学生への質問も交えながら進めましたので,参加した学生のみなさんにも分かりやすかったと好評でした。

 後半は3つのグループに分かれて,グループディスカッション形式で事例検討をしてもらいました。

 参加者に検討してもらった具体的な事例は,義理の弟に渡した100万円が貸したものなのか,あるいは贈与したものなのかということが争いとなっている事案です。

 事例のシナリオを配付するだけでなく,原告側・被告側それぞれが主張する内容を述べている状況を収録したビデオ映像も利用して,事例を把握しやすいように工夫しました。

 参加者は中学1年生から高校3年生までという幅広い年代で,事例も決して易しくないものであったと思いますが,参加してくれた学生はよく事案を理解して,根拠・理由を示して自分の意見を積極的に述べてくれました。ディスカッションに参加したロースクール修了生も,中学生・高校生の頑張りに大変驚いていました。

 本編は4時半頃に終了しましたが,休憩時間や終了後も中学生・高校生から弁護士・ロースクール修了生に対して法や裁判に関する質問や進路や勉強についての相談がなされるなど,少人数でのカフェ形式ならではの交流をすることができました。

 参加した学生のアンケート結果は好評で,ロースクール修了生にも法教育に参加することの意義を十分に感じていただけたようですので,今回の法カフェは第1回目としては大成功だったと思います。今回は弁護士会館のインフォメーションセンターを会場として実施しましたが,次回以降は街中に会場を移して本格的なイベントとして実施することも検討したいと思います。

 さて,当日もご案内いたしましたが,札幌弁護士会では2010年12月19日(日)にも恒例の法教育イベント「ジュニア・ロースクール札幌」を実施する予定です。

 こちらは「カフェ」よりも少しフォーマルな「スクール」形式ですが,学校教員と弁護士のチームティーチングによる法教育授業と,学生参加型の模擬裁判を実施する予定ですので,学生のみなさまにはぜひご参加頂けますと幸いです。また法教育にご関心をお持ちの教員のみなさまのご来場も大歓迎です。

 イベント実施時期が近くなりましたら札幌弁護士会ウェブサイトに詳しい情報が掲載されることになると思いますが,今からスケジュールを確保しておいて頂けますと幸いです。