「法律事務特別講座」講義情報

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法律事務特別講座:非常勤講師担当終了について

 2009年度から担当させていただいておりました札幌大学法学部講義「法律事務特別講座」の非常勤講師担当ですが,2011年度をもっていったん終了となりました。

 これまでご指導・ご協力いただきましたみなさま,受講していただいた学生のみなさまに感謝を申し上げます。どうもありがとうございました。

 

法律事務特別講座:レポート採点終了

 2011年度の札幌大学法学部「法律事務特別講座」のレポート採点を終えました。成績は発表までお待ち下さい。

 講義の情報だけでなく,自分で本を読んだり「それでもボクはやってない」のDVDを見たりと勉強をしてレポートを作成してもらった方もいました。これからもぜひ法や司法の現実の働きに興味・関心を持ち続けて勉強をしてもらいたいと思います。

 朝早い講義にもかかわらず欠かさず出席して頂いたみなさん,どうもお疲れ様でした。(終)

 

法律事務特別講座:刑事裁判傍聴

 2010年10月15日,「法律事務特別講座」を受講している札幌大学の学生5名と一緒に札幌地方裁判所に刑事裁判の傍聴に行ってきました。

 「法律事務特別講座」と北星大学短期大学部の「現代社会と法」では,毎年希望者による刑事裁判の傍聴を行っています。どちらの講義でも裁判傍聴はご好評をいただいているようです。今年度も両講義合同で複数の日程を設定していますので,都合のつく方はぜひ傍聴に行きましょう。

 さて,今日傍聴した事件は,ちょうど1回50分程度で刑事裁判の始まりから結審まで見られる事件でしたので,日程的には傍聴に適した事件でした。

 具体的な事件の内容についての紹介はここでは差し控えますが,今回傍聴した事件の被告人は刑務所出所直後の再犯であり,実刑で刑務所に行くことは免れないという事件でした。被告人にとって有利になるような事情は少なく,弁護人も弁護に苦労するような事件であったと思います。

 私が傍聴していて気になったのは,検察官が証拠として,被告人が前回の刑で服役していた刑務所からの回答を挙げていた点です。

 刑務所からの回答によれば,被告人は刑務所で再犯防止のための教育をサボることなく受講したということですが,刑務所を出ても社会的資源(社会に出てからまっとうに生活するために利用できる能力・資力や協力者)に乏しく,出所した後に再犯をすることが予想される状況であったということでした。

 検察側としては,この証拠をもって,「被告人は刑務所で教育を受けたにもかかわらず,懲りずにまた犯罪を繰り返したものでけしからん」,「ほら,やっぱり予想どおり犯罪を繰り返したではないか」と被告人を非難する意図だったのでしょうか。

 しかし,上記の証拠は,むしろ刑務所での矯正教育が失敗したことを示しているように思います。

 再犯が予想されるような被告人を,十分な支援もなく(被告人の話によると,出所後の心構えや注意点について話をされたのは,出所前の4日間位だけだったとのことです)出所させて,新たな犯罪・犯罪の被害者をつくり出してしまったということの責任は,被告人だけに帰されるべきものではないように思います。

 この点について傍聴した学生のみなさんがどう感じたかが気になりましたが,傍聴後には聞き忘れましたので,次回の授業で少し聞いてみたいなと思います。

2010年度の「法律事務特別講座」開始

 札幌大学法学部の「法律事務特別講座」が開講いたしました。受講生のみなさま,短い期間ですがどうぞよろしくお願い申し上げます。

 この法律事務特別講座は,もともと法律事務所の事務職員を志望する学生向けの講座として開講されたようですが,現在では事務職員志望者対象の講義ではなく,法学部で学んだ知識を社会生活と結びつけてもらうための応用科目と考えて講義を構成しております。法律実務に携わっている弁護士が講師を担当していることから,できる限り具体的な事例に基づいた学習ができればと思いますので,興味・関心を持って積極的に学習に取り組んでもらいたいと思います。

 さて,第1回目の講義では皆さんに自己紹介文とこの講義で学びたいことについてのアンケートを提出してもらいました。

 アンケートを見ますと,学生のうちに法律について知れることは全て知りたい,講義で学んだことと実務の違いを学びたい,身近な事件の解決について実務的なことを学びたいなどの希望がありました。また,具体的には,刑事裁判での罪の重さ,被害者への補償,交通事故の賠償問題,裁判を弁護士に依頼する場合の費用,自己破産の手続・方法などが学びたい事項として挙げられておりました。講義ではできる限りこれらの事項に触れられるように進めて行きたいと思います。

 また,自己紹介文も興味深く見ました。講義の息抜きにはみなさんの趣味に関する話題にも触れることができればと思います。

 これからの冬期間,朝早くからの講義で大変ですが,どうぞ最後までよろしくお願い申し上げます。