「司法講座」講義情報

 立命館慶祥高等学校「司法講座」の講義情報ページです。


最新情報

司法講座:「スポーツと法」

 本日は立命館慶祥高校「司法講座」の4回目の講義でした。前から法教育で取り上げたかったテーマである「スポーツと法」について,野﨑弁護士が講義をしてくれました。

 

 はじめは「自分がやったことのないスポーツ」の話から,「スポーツの定義」は何か(オセロはスポーツ?),様々なスポーツの分類(協議とレクリエーション,アマとプロの違い,個人競技と団体競技)などと話が進んでいきます。

プロゴルフツアーにおけるカートの使用

 これを前提にまず学生に考えてもらうのは,スポーツのルールに求められるものは何か? 事例は,プロゴルフツアーにおけるカート使用が問題となったアメリカの連邦裁判所判例を元にした例と,世界陸上で話題になっているランナーの義足使用を元にした例で,二つの事例でルールに基づく大会出場の拒否が認められるか否かを考えてもらうものです。

 

 学生の結論はほぼ真っ二つに分かれて(事例1と2の組み合わせで,きれいに4つに分かれたグループもありました),それぞれがグループで熱心に論を展開していました。短時間でグループ内での合意形成に至ることは難しかったようですが,グループディスカッションを経た後の発表では,多様な観点から問題に光を当てて検討することができました。

 

 時間不足のため最後のプロ野球と法律の関わりの部分が駆け足になってしまったのは残念でしたが,はじめてのテーマで大変面白い講義ができたと思います。また別の機会でもこの教材を使って法教育授業をやってみたいと思いました。

立命館慶祥高等学校「起業家講座」

 立命館慶祥高等学校の3年生のみなさんが「起業家講座」の取り組みの一環として,ポケットごみ箱「ポイッちょ」を販売しています。司法講座を受講している学生も起業家講座に参加しています。詳しくは立命館慶祥高等学校のウェブサイトの新着情報から起業家講座の情報をご確認ください。

司法講座第5回「刑事司法における弁護人の役割」

 2010年10月15日,立命館慶祥高校「司法講座」第5回講義「刑事司法における弁護人の役割」が実施されました。

 司法講座第5回は吉田弁護士が「刑事法」をテーマに実施することを予告していましたが,吉田弁護士は今回「刑事司法における弁護人の役割」ということで,まさに私たちの仕事にかかわる問題を取り上げてくれました。

 前半の50分は,「弁護士の仕事はどのようなものか」について学生にも問いかけをしながら説明し,その後は「刑事手続の概要と弁護士の仕事」についての説明がなされました。

 後半の50分は,捜査の段階における弁護人の活動,公判(裁判)の場面における弁護人の活動について理解をいただいたことを前提に(実際には時間不足のため具体的な弁護人の活動場面のイメージがつかみにくかったでしょうか…),事例問題に基づくグループディスカッションです。

 事例はロースクールの「法曹倫理」などでも学習の題材となるようなものですが,事例1は被疑者が「本当は自分は犯罪をしているが,証拠はないはずなので無罪の弁護をして欲しい」という場合,事例2は被疑者が「本当は自分は無罪であるが,早く出たいので罪を認めて良いか」と弁護人に尋ねた場合で,弁護人はどのように弁護を進めるべきかというものです。

 学生のみなさんには,弁護人の具体的な弁護活動の場面がイメージし辛かったためか,最初は事例の問題点を捉えることが難しそうな様子でしたが,各グループへの弁護士講師からのアドバイスにより,問題点を的確に把握して,その後はグループで熱心な議論が行われました。

 上記のような各事例は実際の弁護人にとっても大変悩ましいものですが,学生たちは弁護人の役割を十分に理解し,「理由」を付した上で弁護人のとるべき行動について語ってくれました。発表を聞いた弁護士が大きくうなづくような説得的な意見も出されました。

 これまでの司法講座や札幌弁護士会のジュニアロースクールでも,刑事司法においける弁護人の役割を正面から取り上げた授業はありませんでした。今回の授業は,刑事弁護に関する法教育授業の良い例になるのではないかと思いました。

 いよいよ次回は司法講座最終回の模擬裁判です。せっかく教室も良い雰囲気となってきてあと1回しか授業がないというのは残念ですが,次回もまた白熱する授業にしたいと思いますので,よろしくお願いします。

司法講座:第4回目の講義が行われました

 2010年10月1日,立命館慶祥高等学校「司法講座」の第4回目の講義が行われました。

 今回のテーマは予告どおり知的財産法です。「知的財産について考えよう」というテーマで担当の講師による講義が行われました。

 前半は知的財産権について身近な物(携帯電話)の例から考えたり,物の所有権との違いについて学びました。特許権・著作権など様々な権利の話が出てきたり,最高裁判所の判決が出てきたりするなどかなり難しい内容であったと思いますが,学生のみなさんが真剣に話を聞いて熱心にメモをとっていたのが印象的でした。

 後半はネット上への動画アップロードの事例を取り上げて,著作権法違反・侵害行為について具体的に考えてもらいました。グループで検討してもらいましたが,各グループとも大変活発に議論が交わされており,これまでの講義の成果が出てきているのではないかと思いました。

 司法講座も残り2回となりましたが,最後まで楽しい講義にしたいと思いますのでよろしくお願いします。

司法講座:京都地裁平成22年5月27日判決

 第1回の司法講座では「労災障害補償給付の男女差は法の下の平等に反するか?」と題して,平成22年5月27日の京都地裁判決のニュースを題材にディスカッションをしましたが,同判決の全文(pdfファイル)が裁判所のウェブサイトにアップロードされています。

司法講座:次回の司法講座は10月1日です

 2010年度の司法講座は6月4日,6月18日,7月9月の講義が終わりました。次回の司法講座は10月1日です。

 授業中にも告知がありましたとおり,夏休み明けには裁判傍聴及び講師陣との懇親会を実施したいと思いますのでご期待下さい。